学校における新型コロナウイルス感染症 に関する衛生管理マニュアル によると

12/3 文部科学省の、”学校における新型コロナウイルス感染症 に関する衛生管理マニュアル”が更新されました。

上記より抜粋すると、

・児童生徒の感染経路・・・感染経路は小学生の 73%(1,252 人中 916 人)が「家庭内感染」である一 方、高校生は「感染経路不明」が 35%(1,224 人中 431 人)と最も多くなっ ている。

・新型コロナウイルス感染症の年代別の罹患率等・・・新型コロナウイルス感染症が国内で発生してからこれまでの累積データによ れば、10 歳未満及び 10 代では、罹患率が他の年代と比べ低くなっており、これ らの年代での発症割合、重症割合は、ともに小さいとされています。15 歳未満 の罹患率が最も高い季節性インフルエンザとは、感染しやすい層の傾向が大き く異なる状況と考えられますが、本感染症は未だ不明な点も多く、引き続き十分 注意する必要があります。

・基本的な感染症対策の実施 感染症対策の 3つのポイント
①感染源を絶つこと・・・発熱等の風邪の症状がある場合等には登校しないことの徹底。登校時の健康状態の把握。等
②感染経路を絶つこと・・・手洗い、咳エチケット、清掃・消毒
③抵抗力を高めること・・・「十分な睡眠」、「適度な運動」及び「バランスの取れ た食事」を心がけるよう指導。

・幼稚園において特に留意すべき事項について・・・
①幼児期は身体諸機能が発達していくとともに、依存から自立へと向かう時 期であることから、
・幼児が自ら正しいマスクの着用、適切な手洗いの実施、物品の衛生的な 取扱い等の基本的な衛生対策を十分に行うことは難しいため、大人が援 助や配慮をするとともに、幼児自身が自分でできるようになっていくた めに十分な時間を確保すること。なお、幼児については、マスク着用に よって息苦しくないかどうかについて、教職員及び保護者は十分に注意すること。なお、本人の調子が悪い場合や、持続的なマスクの着用が難 しい場合は、無理して着用させる必要はないこと。
・幼児期は教えられて身に付く時期ではないことから、幼児が感染症予防 の必要性を理解できるよう説明を工夫すること。
等の配慮等が考えられます。

②幼稚園は遊びを通しての総合的な指導を行っており、他の幼児との接触 や遊具等の共有等が生じやすいことから、
・幼稚園教育では、幼児の興味や関心に応じた遊びを重視しているが、感染リスクを踏まえ、幼児が遊びたくなる拠点の分散、幼児同士が向かい 合わないような遊具等の配置の工夫や教師の援助を行うこと。
・時間割がなく、幼児が主体的に様々な場所で活動している実態を踏まえ、適時、手洗いや手指の消毒ができるよう配慮すること。
・幼児が遊びを楽しみつつも、接触等を減らすことができるよう、遊び方 を工夫すること。
・幼児が歌を歌う際にはできる限り一人一人の間隔を空け、人がいる方向 に口が向かないようにすること。
等の指導上の工夫・配慮等が考えられます。

③登降園の送り迎えは、保護者同士が密接とならないように配慮するとともに、教職員と保護者間の連絡事項は掲示板を活用するなどして会話を減 らす工夫をします。

※文部科学省 学校における新型コロナウイルス感染症 に関する衛生管理マニュアル
~「学校の新しい生活様式」~ (2020.12.3 Ver.5)より

https://www.mext.go.jp/content/20201203-mxt_kouhou01-000004520_01.pdf