ひなぎく幼稚園は、キリスト教主義の幼稚園です。キリスト教主義の幼稚園は、そうではない幼稚園とどこが違うでしょうか?それは、理事長・園長・主任・担任のほかに先生がもう一人いらっしゃることです。目にはみえないけれど大事な先生…それはイエスさまです。
私たちはこのイエスさまのまわりに集まって日々学んでゆくうちに、大人も子どもも、人のことを思いやり、愛し、助け合う人間に創りかえられて行きます。私たちの幼稚園はそれを目ざしています。
ひなぎくの子ども達には、自分の思いを言葉で伝えることや話を聞くこと、順番を待つことなど、社会のルールの第一歩をこの幼稚園でしっかりと学んで欲しいと願っています。
そして、私が一ばん大切だと考えているのは「意欲」や「自主性」、「人とかかわる力」など、すぐ目には見えない力を時間をかけて育てることです。
これらの力は子ども達が今、「~したい!」と願っている遊びの中でこそ、順調に伸びていきます。ですから、ひなぎくの先生達は子ども達をよく見て、「遊びのサイン」をキャッチすると、その中の願いの実現のために力を尽くしていきます。
私は教師達は「指導者」であると同時に、子ども達の遊びの「サポーター」であり、「パートナー」、そして、何よりも子ども達と共に育つ仲間であると考えています。
心を静めて神さまに祈り、声を合わせて賛美歌を歌う。
ひなぎくの子ども達は神さまの慈しみを感じながら育っていきます。
毎朝、自由遊びが一段落するとクラスごとの活動になります。その時、どのクラスもまず礼拝を守り、クラスとしての一日を始めます。 |
お弁当の時も給食の時も、おやつの時も、感謝のお祈りをして頂きます。もちろん遠足の時でもー。 |
「かみさま、今日も幼稚園の一日をまもってくださってありがとうございます」、と年少組も感謝のお祈りをして帰宅します。 |
ひなぎく幼稚園は子どもの自発性を大切にしています。
そのためには、友達とじっくり遊ぶ十分な時間、
安心できる環境、選びとれるだけの遊びの種類が必要であると考えています。
そしてもう1つ、子ども達の遊びを支えるのが保育者の重要な役割です。
ひなぎく幼稚園ではクリスマスの4週間前から、クリスマスを迎える準備が
少しずつ始まります。ろうそくを灯し、お部屋も飾りながら、
私達の心の中もきれいにしたいと願って生活します。
年少、年中組は、ろうそくをともしてお母さん達と一緒に「クリスマスを迎える前の礼拝」を守ります。 |
年中組も、クリスマスの賛美歌をたくさん覚えます。 |
♪あかちゃんイエス様が馬小屋でお生まれになりました♪宿屋さん達がお祝いの歌を歌います。 |
長い長い間、羊飼い達はどんな思いでこの日を待っていたことでしょう。羊飼いさん達の気持ちになって、さあ!イエス様に会いに行こう! |
クリスマスを待つ間、子ども達には、世界の中に今、食べ物がなくて困っている子ども達がいることを話します。そして、私たちに出来ることは何かを一緒に考えます。そのお友達のためにと集めた献金を、お祈りと共に捧げています。 |
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給食はあたたかい手作りです。(毎週 火・木・金)
ひなぎく幼稚園の給食はその日に園のキッチンで調理したものを皆で頂きます。
朝、登園した子ども達は、「いいにおい!」と嬉しそう。
30年以上前から、食育はこんな自然な形で始まっています。