いよいよ一日保育が始まりました。
新しい生活に一生懸命向き合っている様々な姿が、各学年見られます。年少組は、お家の人から離れての、何もかもが初めてづくしの生活。タオルやコップは、自分で出さなければ使うことができないし、おもちゃも、お家では独占できるけれど、幼稚園ではみんなのおもちゃ。これから長く続く集団生活の第一歩が始まったのです!色々な思いが子どもたちの中にあってあたりまえですね。まずはひとりひとり、頑張って幼稚園に来たことを喜び合い、あたたかく迎えたいと思います。
そして年少組にとって、新しい遊びや活動に出会う時、保育者を見て「なんだかおもしろそう!」という気持ちになるところから始まります。そこから実際やってみて「あ~おもしろかった!」という経験を増やしていく毎日です。そのために私たちは、丁寧に声をかけながら、一緒に様々なことにとりくんでいきたいと思います。
年中組は大きくなったことに喜びを感じながら、制服を着ての登降園です。その分着替えがあり、自分で頑張ることが増えました。でも「自分でやる!」という気持ちがちゃんとあります。このやる気が大切です。
遊びに向かう気持ちも「これがやりたい!」と積極的です。更には「○○ちゃんと一緒に遊びたい!」この友だちとの関わりが多くなるのが年中組ですね。自分の気持ちを大好きな友だちに聞いてほしい。でも友だちにも気持ちがあって…どう折り合いをつけて一緒に遊んでいくか、こればかりは実際に経験をしていくことでしか、学んでいくことはできません。たくさんの仲間と向き合う毎日を積み重ねていきたいと思います。
他の学年に比べると、少し余裕をもって朝が始まっているのが年長組。でも、お着替え袋や上靴入れ等、今まで所定の置き場所があった荷物も、自分のロッカーにすべて収めていきます。隣には友だちの荷物。友だちのスペースにはみだしすぎないように、又、どうフックにかけたら、荷物がとりやすいか等々、自分で考えることで自己管理の感覚を、身につけてほしいと考えています。それから、遊ぶ場所も増えました!今はホールの組み木や積み木に夢中です。組み木も積み木も大きく、何をどう作っていくか、ここでもじっくり考えます。そして友だちの力が何より必要です。自分と友だちの考えを合わせて、一緒に遊びをつくっていく楽しさを存分に実感できる毎日にしたいと思います。
新たな生活に心も体もフル回転の子どもたちです。
もしかすると、お家でお昼寝が復活したり、甘えん坊になったり、涙がよくでたり、駄々をこねたり…今までになかった様子が見られているかもしれません。幼稚園で頑張っているからこその姿ですね。帰ってきたら、ゆっくりおやつを一緒に食べたり、お膝の上で絵本を読んだり、お家の方とのスキンシップやコミュニケーションの時間を大切に過ごして頂ければと思います。又、幼児期に特に大切なのが睡眠です。睡眠中に体と心を休めるホルモンや成長に必要なホルモンが分泌されるのです。「早寝・早起き・朝ごはん」この基本的な生活をしっかり整えていきましょう。これらが、幼稚園で元気に過ごすためのパワーの源となります。私たちもパワー全開の子どもたちを、全力で受けとめたいと思います。