今月は一人一人の子どもの成長を皆で喜び合える保育の日々が続きました。その1コマを3月のクラスだよりの中からお届します。
『遊びからの学び』〈年少組のおたより〉
絵の具も大好きな子どもたち。スモックや体に絵の具がついてしまうくらい、夢中になって描いています。それぞれの画用紙だけでなく、みんなで一つの大きな模造紙にも自由に描きました。壁に貼った紙に向かって、好きな三色を入れた牛乳パックを持ちながら真剣に描く姿はまるで小さな画家さんのようです。小さな画用紙には「絵を描く」姿が見られましたが、大きな模造紙を壁に貼って描いた時には、何か開放されたように、自由にそしてダイナミックに「色を表現している」様子がありました。
「水色の上にピンクを塗ったら紫になった!」と様々な発見をして色々な組み合わせに挑戦してみる子どももたくさんいます。遊びの中で「この色とこの色を混ぜるとこれになるのか!」と驚く『遊びからの学び』をこれからも経験していってほしいと願っています。
『たくさんの友だちと育ちあう』〈年中組のおたより〉
園庭では「先生!木の芽があるよ!」と木の枝についている木の芽を発見したり、「見て見て!カエルがいる!」と冬眠から目を覚ました大きなカエルを園庭で見つけて喜び、神様からの春の知らせを感じながら毎日楽しく過ごしています。
年中組になってからもうすぐ1年が経ちます。今、年中組では3クラス混じって鬼ごっこををしたり、一緒にお弁当を食べたりして沢山の友だちと関わる機会を作っています。遊びの種類もどんどん増えて仲間と力を合わせ遊ぶ姿が見られます。一人一人がまたひとつ大きくなっていると感じます。
『年中さんにプレゼント』〈年長組のおたより〉
年中組との最後の合同礼拝では、子どもたちが絵を描き、係りのお母様方が一生懸命手伝って下さった手作りの箱を年中さんにプレゼントしました。「どうぞ」「ありがとう」と言葉でやりとりをして、しっかり渡しました。すると嬉しいことに、なんと年中さんからも手作りの状差しのプレゼントが!「そつえん おめでとうございます」と渡され、とても嬉しそうにはにかむ姿も見られました。他の学年の子どもたちとの繋がりも感じながら過ごす、温かな時間となりました。
この他にも紙面には各クラスの子ども達の歌ったり、踊ったり、園庭を駆け回る楽しそうな様子が生き生きと描かれていました。まさに、担任しか書けない報告の数々です。保護者の方々とも成長の喜びを共有できる機会となり、嬉しく思っていました。
今年度一年間も神さまがいつも私たちと共にいて下さり、ひなぎくの保育を守り導いて下さったことに感謝しています。来年度も今日までのひなぎくの保育を継承しつつ、新たな歩みを続ける所存です。