『感謝し 喜んで 待つ』
年中組が園庭の水場のところで、コトンコトン、サクサクと果物ナイフでカブを切っています。
まな板も用意され本物のクッキングみたいです。その日はとにかく切ることが楽しくて、大鍋いっぱいのカブと葉っぱのみじん切りの山ができました。
そして次の日、そのキッチンの横にお店らしきテーブルとイスが並べられ、年少組がカブのスープ屋さんにお呼ばれしていました。
年長組が中心となって『ひなぎく祭』を盛り上げ、そこでのお店屋さんごっこを楽しんだ他学年の人たちは、今度は自分たちがその経験を生かして活動を展開していきます。
「年長組さんが野菜を切って今日の給食のスープを作ってくれたのよ。」そんな話しを聞きながら、「年長さんすごいね。」「私たちもやってみたいな。」という子どもたちの会話や気持ちに応えようと保育者たちも遊びを支えます。
年長組は畑で収穫したカブや大根を給食のお手伝いで野菜切りをしました。その活動の中には収穫の喜びと育てて下さった神さまへの感謝があります。
その感謝と喜びはやがて最大の喜びである『クリスマス』につながっていきます。
ひとり子イエスを私たちに下さった感謝をもって、子どもたちと『クリスマス』を待ちたいと思います。
(加藤早 記)