ひなぎくの保育 ~クリスマス ~
アドベントを迎えました。
イエスさまのお誕生日=クリスマスを楽しみに喜びをもって待つ毎日の中で、自分たちのできることを考え、お祝いするための準備の時です。
4月から様々な経験を共にしながら、つながりを深めている仲間と一緒に語り合い、心をこめて準備をしていきたいと思います。
年少組は、クリスマスがサンタクロースからのプレゼントをもらう日だけではなく、イエスさまのお誕生日だということを知り、絵本をよんだり、賛美歌を歌ったり、お話し遊びをしながら、クリスマスの雰囲気を感じ、「クリスマスってうれしいね」という喜びを、友だちと保育者とお家の方々と分かち合いたいと思います。
年中組は、運動会、ひなぎく祭で交流を深め、親しみをもった年長組と一緒にクリスマスの礼拝をまもり、その中で年長組がお捧げするページェント(降誕劇)に加わります。
毎年、ページェントを見つめる年中組の子どもたちは、目を輝かせ、耳を澄まし、夢中になっています。クリスマスのお話をより身近に感じながら、静かで厳かな場で、よく見て、よくきいて、楽しく表現をして、全身で喜びを受けとめるあたたかい時といたしましょう。
さあ、年長組。いよいよ自分たちがページェントをお捧げする時です。今からおよそ2000年前、小さな村の馬小屋でおうまれになった神の御子イエスさま。神さまのなされたことをみんなで考え、喜びと感謝の気持ちを表現していきたいと思います。そして日頃、たくさんの豊かな恵みと力を頂いている私たち。今度はその恵みと力を用いて、私たちにできることを考えるよい時でもあります。出会ったことはないけれど、世界には困っている人、悲しみの中にある人がたくさんいることを見聞きしている子どもたち。その人々に思いを寄せることができるのも年長組です。みんなで考えたことを行動につなげていきたいと思います。その行動のひとつとして、先日“どんぐりくりっぷ”をたくさん作り、年長組のお家の方に購入して頂き、集めたお金を献金としてお捧げしました。ご協力ありがとうございました。自分が楽しむのはもちろんのこと、自分以外の大切な方たちに、心をこめて喜びと感謝の気持ちをお届けするクリスマスにしたいと思います。
12月は師走という名のとおり、忙しい毎日になりがちです。だからこそゆったりとした気持ちでクリスマスの準備をしていきたいと思います。そしてクリスマスもひなぎくの考え方はかわりません。毎日の生活、遊びを積み重ねた先に、クリスマスを迎えますよ!お家のみなさまもご一緒に、このうれしい毎日を過ごしてまいりましょう。