ホールのステンドグラスのタイトルは聖句「空の鳥を見よ」です。作者は、キリスト教美術界の巨匠田中忠雄先生。この作品にこめた先生の願いの一つが、イエス様の話を聞く子どもの姿に現れていると伺ったことがあります。「ここは幼稚園だからね。孫をモデルにして描いたよ」とにこにこと話されたのを思い出します。

ひなぎく幼稚園では、このステンドグラスに象徴されるように、話を一生懸命に聞く子どもに育てたいと願っています。先生達が丁寧にゆっくり話すように心がけるのはそのためです。

入園、進級して2か月が経ち、保護者の方々も我が子に伝えたいことが次々と出てくる頃でしょう。張り切るあまり、言葉のシャワーを浴びせていませんか？3つ言いたいことがあったら、1つは我慢して2つにしてみるのが「よく聞く子」に育てるコツです。

（園長　記）