今、年少組のブームは♪あーぶくたった♪でみんなで遊ぶこと!
友だちがいるからこそ、ルールを守ることができるようになったからこそ、できるようになった遊びですね。
個々に遊ぶことが多かった年少さんが、安心して過ごしながら、友だちと一緒に遊ぶ楽しさを実感している毎日です。
1年の中で、1番短い保育日数となるのがこの3学期ですが、様々な面で子どもたちの成長を感じられるのもこの3学期です。
さて、3学期ならではの遊びと言えば・・・
年中組の毛糸を使っての指編みのマフラー作り。年長組では投げゴマや、縦糸に毛糸を織りこんでいく編み物等々。10本の指を、より細やかに動かせるようになってきた今、色々な活動ができるようになってきました。ところが・・・これがなかなか根気の必要な活動なのです。特に、投げゴマや編み物はちょっと難しい。でも、おもしろいから「やってみたい!」のです。
編み物では、糸がこんがらがってイライラしたり、何度やってもやり方がうまくつかめず、心が折れそうになったり・・・様々な心の動きが見られます。それでも子どもたちの心の中を大きく占めているのは「ちょっと難しいな」より「でもやってみたい!」なのです。これが“遊び”のもっている魅力ですね。だから、あきらめずにくり返しとりくんでみるのです。その中で、わからなかったり、困った時どうしよう・・・子どもたちはたくさん考えます。保育者にSOSをだしたり、友だちに聞いてみたり・・・友だちが気づいて教えてくれることもありあす。自分で考え、自分で前に進んでいく時、傍らにいる友だちの存在が、本当に心強いと実感するのです。これは、友だちと毎日を一緒に過ごし、たくさん遊んできた今だからこその、信頼の関係です。
こうして心と体でコツをつかめた時の嬉しさといったら!!この「できた!」「わかった!」という喜びや達成感は、子どもたちの心の中に蓄えられ、様々な“力”となっていくのです。自分を信じてやってみる力、人と関わる力、相手を思いやる力(心)・・・見えないけれど、これから社会の中で歩んでいく上でとても大切な力ですね。
「今日も○○をやろう!」「明日もまた続きをしよう!」こんな気持ちを仲間と共有しながら、毎日を過ごせるのは、幸せなことですね。私たちもその子どもたちの気持ちをしっかりと受け止め、1日1日丁寧に向き合っていきたいと思います。
今年度最後の保育参観が控えています。共に過ごした保育者と、育ち合った仲間と楽しく、意欲的に様々な活動にとりくむ子どもたちの姿を、どうぞご覧ください。そして、お家のみなさんとご一緒に成長を喜び合う時となればと思っています。