新入園の子ども達へ、入園おめでとうございます！今日から、皆さんはひなぎく幼稚園の子どもです。バスに乗って、またはおうちの方と一緒に幼稚園に集まりましょう。朝。バスの乗車口で、そして幼稚園の玄関でお母さんとつないだ手を放す瞬間がやってきます。今度はひなぎく幼稚園の先生達と、手と手をつないで新しい生活を始めましょう。幼稚園では、泣いても、怒っても大丈夫。私達にありのままの姿を出してくれることが、安心して過ごすための第一歩です。そして、一日の終わりには「幼稚園楽しかった」という思いと一緒に、おうちの方に小さなその手をお返しする。その様な一日一日を積み重ねていきたいと思います。
　そして、一つ上の学年に上がる進級の子ども達にも、おめでとうございます！と心からのお祝いの言葉を贈ります。昨年度の一年間も、年少組、年中組の生活を泣いたり笑ったり、心と身体をたくさん動かして過ごしましたね。一年前の今日の姿を思い出して下さい。成長していない子どもは一人もいません。今日から始まる一年間で、子ども達はもっと大きくなります。きっと楽しい毎日になることでしょう。でも、楽しいだけではなく、困ることにも出会うものです。その時こそ、先生達の出番です。困った時にはどうしたらいいか一緒に考えて、一人一人の学びにしていきましょう。
そして、保護者の皆様にも、ようこそひなぎく幼稚園へ！と心からの歓迎の言葉と「今日から共に歩みましょう」という気持ちをお伝えしたいと思います。子育てをしていく上で悩みはつきもの、今日から私達も、一人一人のお子さんのより良い成長を支え合う仲間とさせてください。皆様と出会い、子ども達の成長に携わらせて頂きます幸いを、教職員一同感じております。

　ひなぎく幼稚園はキリスト教保育の幼稚園ですので、全国の園と共に、キリスト教保育連盟に加盟しています。保育連盟からは毎年、キリスト教保育を進める上で、1年間このことを心に留めて歩みましょう、という「年主題」が提示されます。2017年度は「愛されて育つ」。この言葉が今、私の心に強く響いています。
そして、4月の保育の願いは「出会う」となっています。

　このような4月を送りたい、そして、一年間を通して子ども達が神様と人とに愛されてすくすくと育っていく保育を目指して歩みたいと思っています。この出会いに感謝しつつ、どうぞよろしくお願い致します。

(臼井記)