ひなぎくの保育 ~みんなでつくる運動会~
2学期に入り、印象的だったのが、子どもたちがよくしゃべること!!(笑)。
学年によってその度合いは違いますが、夏休み、様々な経験を心に蓄えた子どもたちは、相手(友だち)に伝えたい!という気持ちがあふれ、言葉を使ってのコミュニケーションがとても増えているのがわかります。私たち保育者も充実した夏休みの中で研修も重ね、よき学びの時をもてました。この学びを保育につなげ、子どもたちと共に成長し続ける保育者でありたいと思っています。
さあ!友だちとの関わりがぐっと増える2学期です!
まずは運動会。友だちと共につくりあげていくのがひなぎくの運動会です。
年長組では組立体操が始まっています。普段は物腰のやわらかな体操の佐藤先生も、この時間はキリッとした表情と声で、子どもたちの前に立たれています。それは、組立が自分の体だけでなく相手(仲間)も支えるという責任と、仲間と心と力を合わせていくという自覚が必要だからです。年長の今だからこそできる活動ですね。時に少々厳しくても、子どもたちはへこたれなくなってきました!自分の力と仲間の力を合わせてつくりあげるおもしろさを実感しているからです。先日の体操では6人組の「ひこうき」が初めて持ち上がりました!その時の「できた!」という子どもたちのあのいきいきとした表情!!あきらめずに挑戦し、精一杯頑張った先にある達成感や喜びを、みんなでつかみたいと思います。
この年長の頼もしい姿を見て、年中少の子どもたちの心と体が動いてます!ひなぎくの運動会で(日々の保育でも)大切にしている“よく見て”“感じて(興味をもって)”“やってみる!”ですね。リレーに入れてもらったり、ダンスを一緒に踊ったり、まずはみんなでたくさん遊んで楽しむことから始まります。楽しい経験の延長線上に運動会(行事)をつくっていきますよ!特に各学年のダンスは、子どもたちの“楽しい”がたくさんつまった内容です。今年もどうぞお楽しみにしてくださいね。
さて、ひなぎくの運動会は当日だけでなく日々の積み重ねが大切。そのいきいきとした毎日をおくるための1番の“もと”が健康な体と心です。それは「食べて」「動いて(遊んで)」「よく寝る」ことでしか手にいれることはできません!
「食べて」…エネルギーの源ですね。更に!家族で会話をしながら食べると子どもたちの脳(前頭前野)が刺激され、思考や情緒の成長につながります。
「動いて」…体を動かすといってもこれがちょっと厄介…汗をかく位、心臓がドキドキする位動かさないと、体力向上にはつながらないんです。だからこそ幼稚園でいっぱい身体を動かしましょう!「よく寝て」…10時間睡眠できていますか?小学校低学年までは夜9時までには眠りましょう。
ここ数年、生活を整えることが心と体の成長の土台になることは、脳科学の分野でも研究され、保育者の研修会でも多くとりあげられ、注目されています。食べて、動いて(遊んで)、よく寝てたくさんの経験を積み重ねていきましょう!