本年度も三学期の終園日(=一年間の保育修了日)を迎えることが出来ました。この一年で身体だけでなくお友だちを思いやる心も大きく成長した年少、年中組の子どもたちを見ているとこの幼児期の一日一日がどんなに大切であるかをあらためて感じます。
そして保育修了式。今年も会場一杯に響く拍手の中、卒園生を送り出すことができました。3月といえば、旅立ちと別れの時というイメージもありますが、私は感謝と希望の時であると思わずにはいられません。最後に、一年間を子どもたちと共に過ごした担任たちからのクラス便りをお届けします。
≪ねんしょうだより≫
まだまだ寒い日が続きますが、春の訪れを少しずつ感じる毎日です。
先週はうさぎ組とつぼみ組で一緒に最後の合同礼拝を守りました。綺麗な声で讃美歌をうたい、神様のお話もよく聞く子ども達を見て、1年で大きく成長したなと感じました。その後はお楽しみの時間!大型絵本の『はらぺこあおむし』を教師が歌いながら読むと、一緒に歌を口ずさんだり、リズムに合わせて首を揺らしていました。また『あたまであくしゅ』という歌に合わせて2人組の活動をしました。お友達と2人組でお散歩をする子どもたち、とても可愛かったです♪その後の自由遊びでは、つぼみ組うさぎ組混ざって遊ぶ様子が見られ、友だち関係も少しずつ広がり始めていることを感じました。年中さんでの生活も楽しみですね!
≪ねんちゅうだより≫
3学期。自分のやりたいことを見つけ、その遊びを友だちと共有することを喜ぶ姿が、子どもたちの遊びの中に見られるようになりました。今、年中組の子どもたちは、自分だけでなく他の人と心を合わせて遊ぶこと、生活することを喜んでいます。夢中になって遊ぶ。それも一人ではなく友だちと一緒に心を通わせて・・・。
ここまできた年中組の子どもたち。次はいよいよ年長組での日々が待っています。いろいろなトラブルや物思いに悩まされながら、それでも先生や友だちと一つ一つ乗り越えて来た人たちです。きっと、これまでの年長組に負けないくらい素敵な、立派な最上級生になることでしょう。そのことを確信しつつ、これまで私たち担任を支え、協力してくださった保護者の方々に心からお礼を申し上げますとともに、これからも子どもたちみんなを見守ってくださいますようお願いいたします。
≪ねんちょうだより≫
先日、年中組さんとの合同礼拝の時に、年長組から年中組へプレゼントをしました。
子どもたちが絵を描き、卒対の箱貼り係のお母様方が一生懸命作って下さった箱です。(ご協力ありがとうございました。完成した箱を見た子どもたちは嬉しそうでした!)「使ってください」「ありがとうございます」と言葉でやりとりをしました。その翌週。なんと、嬉しいことに年中組さんが箱のお礼をしにお部屋に来てくれました。プレゼントは言葉のプレゼントと、折り紙のダイヤモンド。(折り紙は早速その日に一つずつ持って帰りました。子どもたち喜んでいましたね!)
年長組はその「お礼のお礼」をその場でお返ししました。それぞれのクラスで、保育参観で行った活動や得意なことを披露したり、見せた後に一緒に遊んだり、楽しい時間を過ごしました。他の学年の子どもたちとの繋がりを感じる、和やかなひと時を過ごしました。