~「今、ここに在る」創立64周年に思う ~
ひなぎく幼稚園、お誕生日おめでとう!
1962年(昭和37年)、創立から8年が経った頃、当時ひなぎく幼稚園があった港区六本木(当時は麻布今井町)には都市化の波が押し寄せていました。この社会状況の変化に、創立者の臼井畏三氏は郊外への移転を決意、新天地を探し求めます。ある日、池袋から現在の西武池袋線に乗った時のこと、保谷駅を過ぎた時、畏三氏の耳に、復活の主イエス・キリストが漁師であった弟子たちに指示された「あなたの船の右側に網をうちなさい」(ヨハネによる福音書21章6節)という聖書の御言葉が聞こえた、というのです。ハッとして進行方向右側の車窓を見ると、広々とした農地が広がっていました。そこで電車を飛び下り、駅北側のこの土地を迷わず購入、ひなぎく幼稚園の移転に至った…。私は、創立記念日を迎える度に、この御言葉とエピソードを心に刻みます。ここは、キリスト教保育のために神様が決め、与えて下さった土地。ここでは、神様が愛しておられる一人一人の子どもを大切にし、神様に喜ばれる保育を行わなければならないのです。
今年も創立記念日礼拝では、子ども達の「ひなぎく幼稚園、お誕生日おめでとう!」「嬉しいよ!!」という気持ちがこもった園歌がホールに大きく響くことでしょう。
ひなぎく幼稚園 64歳 おめでとう! そして ありがとう!!